触れられてこなかった、海の宝石。
それは、自然と人のあいだにある、静かな物語。
それは、自然と人のあいだにある、静かな物語。
創業者のDebraは、1990年ごろにフィジーに移住しました。
夫の故郷であるフィジーの離島、ヤサワ諸島のソモソモ村を訪れ、村の人々の底無しの温かさと自然の美しさに惚れ込んでしまいました。
しかしこの離島の女性たちには、十分な収入を得るための手段がありませんでした。
デブラは美容業界とスパ業界でのキャリアの経験を踏まえ、この村と女性たちに貢献したいという想いで、スパのセラピストを養成する専門学校、スパ・アカデミー・フィジーを立ち上げました。
スパ・アカデミー・フィジーは、1998年にデブラによって開校したCIDESCO International認定のスパスクールで、生徒のスポンサー、教育、そして職場実習を提供しています。
アカデミーでは、スパ・ウェルネス業界に精通した企業による実践的なトレーニングを提供し、教育とスパ・ツーリズムの現場における実務経験を融合させ、キャリア機会を提供しています。
*CIDESCO International:1946年にベルギーで設立された、世界水準の理論・技術を兼ね備えた国際的なエステティシャン養成機関。
NAMA=海ぶどう。
海でNAMAを収穫する女性の手が、いつも潤っていて艶があり、ふっくらしていることに気がつき、DebraはNAMAの成分の研究を開始。
オーストラリアのジェームズ・クック大学との共同研究を通して、ミネラルとビタミン、ヒアルロン酸を代替するオーガニック成分が多く含まれていると判明しました。
元来ヒアルロン酸は、自重の約1,000倍もの水分を保持できるとされ高い保水力を持つものの、鶏のトサカを原料とすることが多く、製造過程で大量の動物の命を奪ってしまっているのです。
こうした過程を経て、Debraは天然スキンケアと健康全般のためのタラソテラピー(海藻療法)の専門家となりました。
海ぶどう収穫プログラムにより、フィジーの女性たちは収入を得ることができます。
女性収穫者達は、週に3日、最大8時間を水中で過ごし、野生のNAMAを手で摘み取ります。
NAMAの再生は早く(3~4週間以内)、NAMAの収穫は海の生態系に悪影響を及ぼしません。むしろ生育が活発になり、良い影響を与えられるのです。